2019-08-05

赤開拓地、阿房宮を造る。

コツコツと作り上げてきたお城が完成し、公開できたのは
平成31年4月30日、平成最後の日のことでした。




「阿房宮」とは、秦の始皇帝が建てたとされる宮殿の名称です。
始皇帝が存命のうちに完工できず、その死後にも建設が続けられたが
秦が滅亡し、項羽に焼き払われ、大きすぎるが故に3か月間燃え続けた…と言われているそうです。

始皇帝の時代というと紀元前、日本に於いては弥生時代ですが
卑弥呼が存在した頃よりも、更に旧い時代にあたりますね。
(卑弥呼の記述がある「魏志倭人伝」は三国志の時代なので、400年以上の隔たりがあります)

当然、そんな昔の建物について、外観が明確にわかる資料などある筈もないので
中国にある阿房宮の再現テーマパークを元に、作成しています。

後光さす宮殿。

夕焼けに映える全体像。限界高度まで使っています。
高度ギリギリだった…あぶなかった…(汗




城を囲む、渡り廊下。
基本パターンを作り、設計図で住人にひたすらコピペしてもらいました。



城壁周辺が寂しかったので、露店も作りました。
右は灯りを売るお店。左は骨とう品や、ちょっと変わった品を取り扱うお店。
もっと街っぽくしたかったけれど、スペースが足りなかったです…。



中華といえば赤(朱)というイメージが私の中で強かったため、
右も左も真っ赤っ赤な状態になりました(*´∇`*)

リアルに考えると、始皇帝の時代にそこまで染料を確保できたのか疑問なので
当時はもっと素朴な色をしてたんじゃないかな?と勝手に思っています。
尤も、赤系の色は、染料の中では比較的容易に手に入る方だったようですけれども。
この時代の染料って、原料は何かしら。鉱石かな?
紅花やコチニール(虫)は、もっと後だよね多分。

と、建築していると、その歴史も調べたくなってしまうのが困りもの。
変なところでリアリストなので、知らないものはつくれないのですよう。

建物の中には巨大な空間ができてしまったため、
住人は城の中に施設を作って住まわせることにしました。
内装もそれなりにこだわったり、こだわらなかったり。

つづく。

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